こんにちは、「防災おやじ」です。
少年の頃は、「肥後守」(小刀)を持って山に入って住処(すみか)を作って遊んでいました。
竹藪に入る時には、竹の切株:通称:「そんくぎ」を踏まないよう
そんくぎ:竹の切株の事で、鉈(なた)や鉈鎌(鉈窯)などで軽く振りあてて竹を切っているため鋭利に尖っています。
そんくぎの上をズック(スニーカー)で踏むと、靴底から突き刺さり足裏をケガする事がありますので、危険です。
ましてや、竹やぶで転ぶと足裏どころでは済まなくなります。
そんくぎを踏まないよう、転んだりしないよう、少し背を低くして竹藪をあるきます。
そこで近所の友達と一緒に、魚肉ソーセージを食します。
かずらを切って来ては束ねて、ターザンごっこ!
今のように遊ぶためにお金を出す事もなく、自分たちで作って遊んでいました。
農業用水を貯めている堤(つつみ)があります。
堤は水をせき止めるための土手が高く積まれていて自然と傾斜地を作ります。
傾斜地があると
家に帰り、ノコギリやヒモ、釘や金づちで「手製の木製のソリ」をつくります。
傾斜地の上に持っていき、下まで滑り降ります。
降りて来てはまた駆け上り滑ります。
友だちがあつまると
用意ドン! で競争する事も
ここは堤の土手の傾斜地。
更に作るのは、「いかだ」:木や孟宗竹(もうそうだけ)を組み合わせて束ねて堤に浮かせて遊びます。
泳ぎもできないのにいかだ遊びは危険であるとの事で、親からしっかりと止められたものです。
子どもたちの創造力は止まりません。
そんな中、山での共同作業に出かける際に連れていかれた私は、
初めて飯盒炊飯(はんごうすいはん)を父親から習いました。
バンバン枝をくべると火力が大きくなり、火を燃やす事が楽しくなります。
できたごはんは、結構な焦げご飯!
お箸は、栗の木の枝を切ってきては両サイド剥いてつくります。
アウトドアの芽がめばえたのは「肥後守や飯盒」からでした。
普段の生活の中では
台風の風の強さを学び
当時井戸水だったので電気のポンプを使っていました。
台風の影響で電力会社からの電線が切れると
ポンプが動かなくなります。
台風・・・水を汲んでおく! 鍋や桶、たらい、バケツに汲み置きます。
今みたいな専用のポリタンクなんてありませんでした。
次第にテレビの天気予報を見るようになりました。
台風>天気予報>家での水や食べ物、懐中電灯の準備>・・・防災意識が次第に高まっていきました。