防災ものがたり

1)発生直後の避難行動(地震+津波警報)通勤時

通勤に使える「防災リュック」。バスや地下鉄を利用した通勤経験をベースにLISTアップしました。LISTアップしたそれぞれの必要性を物語のなかで検証します。
場所は東京、地下鉄車内、勤務先に向かう中でM8.7の地震発生と津波警報発表。
通勤時に起きた地震・津波避難

1)発生直後の避難行動
2)防災おやじ?
3)備え
4)再び歪(ひずみ)の中へ
5)一歩の向こうに

※想定
地下鉄で出勤、南海トラフ級の地震発生、津波警報発表。地震発生 07:30 M8.7 津波到達 08:00 3m高

1)発生直後の避難行動

地震発生、経験したことがないような大きな揺れでずいぶん長かった。多くの人たちは這いつくばりながら耐え、座席の人は握り棒を必死につかんでいた。

暗い車内で数分たった頃、津波警報が地下鉄構内と車内アナウンスに流れた。
速報では30分で第1波3m級が到達予定(到達予定時刻 08:00) ※1参照

その時の選択肢

・職場に向かいますか?
・家に帰りますか?
・高い所へ避難しますか?

・地震に強いとされる地下鉄ホームや地下鉄の車内にいますか?

・誰も降りないので、そのまま車内にいますか?

・ホームまでは暗い線路ぎわを歩かないといけないので電車にいますか?

・暗い車内で誰かがスマホのLEDライトを点けた。スマホは電池温存のため防災セットのLED懐中電灯をわたしは点けた。

・逆に言ったら、私一人であっても避難行動に出ただろうか? 誰も動き出してない状況であっても。

※あらかじめ決めておかないと迷いが多いですね。もちろん状況を観て判断って選択肢もありますが、災害時の情報や状況材料って発災まもなくは不足がちで判断に困るのは当然の事ですね。

ちょっとおさらい

避難ガイドラインでは住民は「自らの命は自らが守る」意識を持ち、自らの判断で避難行動をとる。という方針が示されてます。

今回は気象情報で言うところの警戒レベル5

「災害がすでに発生している。命の危機が迫っている。直ちに身の安全を確保。」

という状況であることを認識しているのでしょうか?

津波が30分で来ることを!津波って1つの波が来て、次の瞬間には引いて消えるものではない。

例えば水道の蛇口を1度開けるとそこからどんどん水が流れ出続けるように

海という巨大な水道の蛇口

を開いて津波という海水がどんどん海から来続けるので、

地下に私がいる時に津波の襲来は何としても避けたい。

「地下への津波被害」は「防災ものがたり」の仮説1です。

決して慌ててはいけない。冷静に迅速に行動する事は吉です。

・津波の怖さを知っている人たちだろうか?
 先に行動を起こそうとしているようだ・・・非常時開扉レバーを動かそうとしていた。・緊急時は電車の扉を開けられる ←あえて残してます。

中央指令所からの一斉アナウンス

「安全確認ができましたので次の駅まで向かいます。」「今、扉を開けないでください。出発が遅くなります。次の駅で皆さん全員降りてください。運転手も津波避難のため降車し誘導にあたります。

皆様自身で「安全を確保し」落ち着いて行動してください。」「それでは、1回、深呼吸しませんか? 吸って~ 吐いて~ 」笑い声がした。こんな時こそ、少しユーモアーを交えてアナウンスするのはリラックスさせて落ち着いて行動してもらうために効果的カモ。

地震に地下鉄や地下街は強いとされいるが、
津波警報が出ている今、地震が収まったので早く高い所へ避難したい

まずは地上へ・・・
停電時であっても電車が動くのは「車載非常用バッテリー」のおかげだ。1000系、や赤い2000系の車両は装備完了カモ? 前方の車両も同様でないと進まないリスク。

次の駅に着いた

扉が開いてホームに降りたが
東京の地下鉄って結構地下の深~い所にある。

階段は続くよどこまでも。止まったエスカレーターがすいていたので上ってみたがあがりにくい。

階段が正解。エスカレーターに極端に人が乗ると重みでブレーキが効かなくなり落ちるように動き出したら避難どころではなくなる。

地下ホームから地上まで出る自主避難訓練は月に1度のペースで駅を変えてやっていたので、何とか迷わずに上がっている。

地下は停電時の非常照明なので薄暗い。LED懐中電灯は必須。

ペンタイプのLED懐中電灯は全灯(最も明るい)にすると1時間ももたないものが多いので事前に調べるのがおすすめ。

今は光量を半分落として使っている。

Ni-MHニッケル水素

などの充電池は同じ大きさのアルカリ電池よりも容量が小さいのが一般的。

予備のバッテリーは充電電池ではなくて、アルカリ電池がおすすめ。

更に「LED懐中電灯」が「単3電池仕様」であれば「リチウム乾電池(リチウム1次電池)」がおすすめ(充電不可)。

充電できる「リチウムイオン電池」の事ではない。

リチウム乾電池は軽量なので、ミニマリストや少しでも軽量化を目指す方にはおすすめ。

リチウム乾電池の軽さはアルカリ電池と比べ 33~35%も軽量化。

保存期間は 15年から20年と長ーい。いわゆる「電池が腐れにく」ので非常用保存には嬉しい。

使用温度範囲も -40℃から+60℃と広い温度範囲。

一般の充電電池は雪があるような寒冷地には弱い。 0℃近辺では急に容量が減少することがある。

しかも、消費電流(電力)が500mWから1000mWの高レート(高負荷)で電池容量も2倍以上と優れもの。

 LINK先の11番までスクロールしてください→ 電池の話は他に譲るとして、

今は地下から地上目指して避難中であった。
多くの人が、「スマホの懐中電灯」で足元を照らして歩いてる。スマホの電池は、連絡以外では特に非常時は温存しておきたい。

走っているのはスニーカーの人たちだ。続いて革靴、更に遅れてパンプス。

地震で地面にはガラスや小さなコンクリートが散らかっている。天井のひび割れたところからは砂粒が落ちてきている。今にも落ちてきそうな塊もあるが気づいてない人はその下を知らし知らずに小走り状態。

裸足で歩くとケガをしてとても地上には行けないほど。ちなみに、地下コンクリート床に砂や粉塵などの小さい粒があると滑りやすい。転倒すると直ぐ後ろに群衆が来てる。

「安否確認アプリ」が鳴り響く

会社からの安否確認が来ている。息を切らしてハーハー言いながら階段を上っている時に何度か来ている。
※電池が少し減るカモ、それより「気が散る」のは私だけだろうか? ここで決して「、着信音OFF」にはしたくない。緊急時はONにしておきたい。

立ち止まって安否確認に回答してると数分避難が遅くなる。私は後で回答すると決めた。中には回答始めた人がいる。

真面目って言うのか?足に自身があるのか?足を止めている時でも津波はやってきている。もし地下のモニターに迫りくる津波の様子が映し出されていたら、回答する人はいなくなるだろう。停電でモニターは点かない。

安否確認

本人の安否:無事・・・津波来てるが回答中
家族の安否:未確認
住居の破損:未確認
出社できますか:困難、帰宅します
利用交通機関:地下鉄 丸の外線
利用交通機関の状況:不通

スマホマニア

スマホマニア、SNSマニアの人は特に、着信への応答は食事を止めてでも回答に専念する。でも今は、津波が来てるよー 自分の命がかかってるよー 習慣って恐ろしい。

立ち止まって回答してる人に群衆の流れは容赦ない。スマホは飛び、人々が重なり合う。いわゆる群衆雪崩(ぐんしゅうなだれ)が起きている。

ポイントはチェッキング6

群衆の流れる方向に対して、大きな柱を見つけて柱を背にして、スマホ回答に限らず、呼吸を整える。決して群衆を背にして立ち止まってはならない。チェッキング6(チェック6ともいう) 6時方向つまり自分の背中、背後を瞬間で確認して対処しよう。

ようやく

地上にでると

出口付近は異様に人が集まりすぎている。
出ていく人は少ない。何をしているんだろうか? 早く高い所へ
出口の向こうに何人も倒れている。助けている人にもコンクリートの雨は容赦ない

すいている出口が横にあるのでそちらへ向かった。人が多い所は安心する心理も働く。みんなが集まっているので・・・日本人の心理行動

粉塵。砂埃、たまたま、マスクは日常的にしていたが、ゴーグルも欲しい所、マスクしてゴーグルすると吐く息で曇りやすい。

見渡してみるといろんなものが落ちている。
ビルの壁、割れた窓ガラス、道路には亀裂、飛来物・落下物は次の揺れで更に落ちてくるかもしれない。気を付けよう!

頭をその危険から少しでも守りたい。ヘルメットが欲しいところ、ころころと親指の爪位の石ころが目の前に落ちてきた、色は白。

少しの観察

・深呼吸できるか?(おいしい空気だと良いが、粉塵、埃以外にガス臭は無いか?)
・自分自身に問いかけてみる:直観的にどっちに向かったらいいと感じたか?
・人の流れはどっちに向かっているか?
・風は冷たいか? どっちに向いて吹いているか? 西の空の状態は?
 逃げる方向は風上へ? それとも、リスクはあるが風下へ? 単に高台へ
・関東ならば、富士山は変わりないか?
・周囲の人はスマホ片手に下ばっかり見ているが上からの落下物の危険は大丈夫だろうか?
・柱に耳を当てて音を聞いてみる。 異音の確認 特に何も聞こえない

津波避難ビル

地震発生直後「津波避難ビル」に指定されているビルを探そうとしたが
スマホのデータ通信は使えなかった。

停電なので、エレベーターやエスカレーターはストップ
近くのビルは津波避難ビルに指定さえているかは不明
外階段、屋上解放は未だ始まっていない。
契約によると「※営業時間内に発災したときに限り施設の使用が可能」となっていた。

ふと手を休めた柱は何か変だ

震えてるようだ、
再び耳を当ててみると低いゴロゴロとした地響きのような音。
落下物に気を付けて外を(海側を)見ると。
え? 黒い壁が押し寄せてきている。

津波警報(1mを超え3m以下の場合)、大津波警報(3mを超える場合)
津波の水の量は変わらないため地形が狭くなると高くなる。
ビルが多い所では、地形が狭い所と同じ現象が起きて津波が高くなって来ている。

押し寄せる波のエネルギーは上陸によって位置エネルギーに変わるか
陸上の抵抗で次第に弱まるか、
高い壁で跳ね返り反射波となる。反射波とやってくる波とが逆方向にぶつかり合い弱められる。

あれは、3m何てものではない、ビルの2階3階を飲み込んで来ている。
反射的に上の階へ向おうと停止したエスカレーターを探してかけあがった。

その時、目の前に「防災おやじ」と名札を付けている人が私を静止した。

「ちょっと待って! 〇〇さん」必死にわたしは「津波が来てる!」と叫ぼうとするが
言葉にならない、口が動かない。「時間は止まってるので今は津波は来ないよ!」
回りの人たちも時間が止まっているようだ。

※「防災おやじ」って何者なんだ、何しに来たんだ、どうして私の前に現れたんだ?
この緊迫した時にニコニコしながら何やってんだ?
※私は時間が止まった中、意識だけが駆け巡る
 津波で俺は死ぬのか? あ、妻は?、子供たちは?大丈夫だろうか?必死に願うように もがいていた。しまった、地震や津波の避難って、保育園はどこに逃げるんだろうか?無事でいてくれよー
※防災おやじが何かを手渡そうとして、左手を伸ばして話しかけてくる。 
 防災おやじ「これ使ってみる?」

引用先:
※1参照:駒沢大学 東日本大震災(平成大津波)より引用
  概要:14:46 地震発生
     14:49 津波警報発表
  津波の高さが3mを上回までの時間
  大船渡26分 鮎川30分 宮古32分 釜石32分
  気象庁速報で3.2mや3.3mの場合でも
  検潮所記録回収では8.0m 8.5m
  同上 →   3.3m以上      
 ⇒       8.6m 
   女川の現地調査では34.6m
(意見:湾の構造や地形によっては大きく高さが変わる事があると思います)
     
※2参照:津波避難ビルに係るガイドライン(案) 

※3参照 Googleで「東京メトロ 地震対策」を調べる事をおすすめします。

以上 第1話 

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